さくらももこ さんがお亡くなりになったこと。
これは、日本中でニュースになったし、みんなが驚いた風だったし
53歳って若いよね、乳がんだってね、
と、そんな、みんなに伝わる言葉で、悲しさを表現して
それでも、作品は残っているし
テレビ放送も続くらしいし
それでも普段通りの日常はここにあるし
と、思っていた。
いや、思おうとしていた。
小学校高学年の頃から、りぼんを愛読していたわたしは、
ズバリ、ちびまる子ちゃん世代であり、
フィーバーした、ピーヒャラピーヒャラや、あらゆるまる子グッズも目にしたし(買えないけど)
単行本は買いそろえ、
もものかんづめ、からのエッセイ本も何度も読み返しては、何度も大笑いしたり、悲しくなったり、ワクワクしたり、心くすぐられまくっていた。
働くようになり、テレビアニメやエッセイ本などから少しずつ遠のいてはいたものの、
アミの本の挿絵や、たまに読み返す、エッセイ冊子の富士山に
わたしはとても心ゆるまり、癒されていた。
健康に気をつけていた、さくらももこ さん。
森修焼の器を知ったのも、さくらももこ さんの本だったな。
少しずつ仕事量が減ってきていたのは、知っていたけど、
まさか、亡くなるだなんて、そんなこと思ってなかったから
わたしは、自分が思った以上にショックを受けてしまってるようで
町でもまるちゃんの絵を見たら、はーっとため息が出てしまう。
さっきもエッセイをやっと読み返す気になって、ページをめくるけど
さくらさんが生きていた時に読むのと、なんかなんか、全然ちがう。
心にぽっかり穴、とは、いかずとも、ぽっと穴は空いてるような。
ああ、わたしの中で、さくらももこ さんは、青春だったし、寂しい時も楽しい時も、旅の時も、そこにももこさんの本があったんだ。
ああ、ここで、その気持ちに気づけてよかった。
わたしは、ショックだった。悲しかった。信じられない気持ちでいたんだ。
それでも、やっぱり、寂しい。
今日は安室奈美恵さんの引退日。
樹木希林さんの訃報も飛び込んできた。
なんだか、愛おしい人が、いなくなってしまう。
それでも、ずっと日本を、見守ってくれる人たちだと心のどこかで信じている。